人工授精と体外受精の違いって？ Category:未選択 Date:2014年11月09日 不妊治療という言葉を聞くと人工授精と体外受精の２つをイメージすると思います。 ２つとも妊娠の成功率を上げる方法ですが、この２つの違いについて分からない人もいると思います。 今から人工授精と体外受精の違いについて説明します。 まずは人工受精ですが、不妊は子宮内の腫瘍や精子の質の低さが原因で精子が卵子に辿り着かない場合があります。 そこで、管を使用して精子を子宮内に注入する方法が人工受精です。 これは卵子への近道を作ることで受精の確率を高めるんですね。 次に体外受精ですが、これは体内で受精が難しいと判断した時に行われます。 卵子と精子を取り出し、それを人工的に結合させます。 それによって、出来た受精卵を器具によって子宮内に注入する方法です。 人工授精を数回試したけれども妊娠できなかった場合は体外受精を行います。 つまり体外受精は人工受精の次のステップだと考えてください。 どういう場合に人工受精を行うの？ 人工受精は産婦人科で希望すれば、簡単に受けられるものではありません。 必ず検査を行います。 そこで、人工授精を行わなければいけないケースについて説明します。 まずは精子に何らかの異常がある場合です。 体質的に精子数が少ない場合や精子の運動数が少ないと卵子まで辿り着くことができないので妊娠することが出来ないんですね。 次に子宮内の頸管粘液が粘り強い場合や炎症などがある場合は、それらが邪魔をして精子が子宮内を進むことができません。 そして最後は射精障害等の性交できない場合です。 性交できなければ、受精することもできないので妊娠は不可能ですよね。 最近ではセックスレスの夫婦も増加していて、うまく性交できないケースも増加しています。 これらのケースに対して人工授精することで妊娠の成功率を高めることができます。 成功率ってどのくらいなの？ 人工受精は医療行為なので、金銭的な費用がかかります。 せっかく金銭を費やしているのだから、確実に妊娠してもらわなければ困りますよね では人工授精の成功率ってどのくらいなんでしょうか？ 実は５％～１０％ほどなんです。 当然、体質や病院の機器の性能、医師の技量などが影響しますが、実際の成功率はその程度なんです。 やはり１回で成功しないケースもあり、その場合は繰り返し行っていきます。 ５～６回人工受精を行っても妊娠しない場合は次のステップとして体外受精を勧められます。 体外受精の成功率は人工受精よりも高く、ある産婦人科では成功率は３０％です。 人工受精も体外受精も費用がかかり、体外受精は人工受精よりも高額です。 PR
